2014/04/04

創作PVリメイク作戦 その3 「立ち絵制作(描画)編」

こんにちは、神吉です。
前回、今回は「既存素材をLive2Dで動かすようにする作業」をする…と書きましたが、あれは嘘だ!
ということで(すみません)先に他のシーンで使用する正面向きの立ち絵を作成することにしました。
チュートリアルの基本が正面向き立ち絵なので、操作を思い出す的な意味でもこっちのほうを先にしたほうがいいかなと思いまして…。
ということで描いたのがこんな感じの絵です。
一見普通の絵に見えますが、見えない部分まで描いてあります。
前髪と後ろ髪、横髪を分けたり、体幹と腕や胸、ネクタイは別レイヤーで書いています。
レイヤー構成はこんな感じ。
体幹周りのレイヤーを基準にして、それより手前扱いのレイヤーと、後ろ扱いのレイヤーをフォルダで分けています。

左右対称にしたかったので、描く時には、線対称定規を使い左右対称になるように書き、腕の模様や前髪などは定規をオフにして書き加えました。それと塗りも対象定規を使わずに塗ると、左右対称でありながら自然な感じになります。

また、レイヤーごとのパーツの分け方ですが、下書きは特にパーツわけせずに書いています。
ペン入れの前までにどのパーツに分けるか決めておいて、まず下書きのままに各パーツごとの線をペン入れして、そのあと隠れた部分を書き足す感じで描くとらくです。

塗りまで完成したら、Live2Dモデラーに読み込ませるテクスチャ(今回はproを使用しているので、レイヤー2枚構成にしています。free版を使う場合、後ろ髪や腕などを少し縮小して読み込むときに拡大する感じにしたらいいかなと思います。)

ばらばらじけん…
胸など重なる部分は、境界がわかりにくいようにぼかしたりしています。
2枚目の画像にある肌色のなんだかよくわからないものは、口や目の周囲に配置して瞬きしたり口を閉じたときに、下に配置する目や口の中のパーツを隠すためのものです。
あと、腕や目のパーツは左と右で別々に読み込むので、配置するときは移動させてしまってもかまいません。1024ってけっこう小さいのでつめつめにしていきましょう。

これでLive2Dモデラーに読み込むための作業は終了です。
次回は「モデラーへの画像の読み込み・ポリゴンの割り当て」の記事を書こうと思います。
また、来週木曜日にアップしたいですね。

ちなみに実作業ではポリゴンの割り当ては終わり、
パラメーターの設定をしてみたところです。ウィンク!

ではまた次回(>ω<)ノ

2014/03/29

創作PVリメイク作戦 その2 「準備編」

こんにちは。神吉です。
前回創作漫画PVのリメイクをすると書きましたが、今回は前準備ということで、

  • リメイクする上での目標
  • 使用ソフトと動画の仕様
  • 今ある素材の状況
  • 作業部分の洗い出し
こちらの確認をしてみました。
一人で作業しているとはいえ、後々になってここの仕様はなんだっけ…?とならないように、書きとめています。仕様についてはなぜその仕様なのかの解説も付け加えておきます。
また、エンコード等については最終的な書き出しの記事も作ろうと思っていますので、そのときに説明します。


1.リメイクする上での目標
これは目的が「Live2D Creative Award」への応募作品を作る、ということなので、
  • Live2Dの動きが生かせる動画にすること
  • PVとして完成度を高める(新規の人にもっとお話に興味を持ってもらえるつくりにする)こと
以上としました。
なので、前回のPVと比較できるようにイラストはできるだけ前回と同じものを使い、展開もほぼ一緒の物を作るつもりです。後半のラフ画は素材が作りきれなかったせいもあったので、漫画から素材を持ってくる形でストーリーのプレビューに変更して充実を図ろうと思っています。


2.使用ソフトと動画の仕様
>画像ソフト
Clip Studio Paint :素材に使用するイラストを描きます
Photoshop CS4 :画像編集専用。
Photoshopは使いやすいので使っていますが、多分やることはCSPで全部できると思います。

>映像ソフト
Live2D:キャラクターのモーションをつけるために使います。
NicoVisualEffects:映像編集用フリーソフト。前回使ったものと同じです。
Aviutl:こちらも編集用。Niveは高機能なのですが重いのと音声がうまく行かないので、最終的な編集とMP4の書き出しに使用しています。

やりたいことがどうにもできそうになかったら途中でAE導入するかもしれません…がとりあえず今はこれで作業してみるつもりです。

>動画の仕様
サイズ:854x480(FWVGA) ニコニコプレイヤーのワイド推奨サイズ
フレームレート:30 前回は24だったのですが解説とかは30が多いので。
これを踏まえて、立ち絵のサイズは基本ひざ上で高さ800ピクセルを基準に作成しようと思ってます。


3.今ある素材の状況
キャラクターの画像素材はこんな感じです。
なんか立ち絵で上半身しかない人たちがいる…と絶望しましたが、多分ひざ上でいけると思うので気にしないことにします。画像はもともと表情差分用に体と表情のレイヤーは分けてあります。
あと、漫画本編から切り出せるシーンがいくつかあるので、切り出し+加筆で動画用に編集したいと思います。(このシーンの選定は立ち絵の作業をしながらにするつもりです)
立ち絵と漫画本編の切り出し作業は別々に記事作成する予定です。


4.作業部分の洗い出し
以上を踏まえて、これからやる作業は
  • 既存素材をLive2Dで動かすようにする作業
  • シーン追加のための新規素材作成(PV中の会話シーンを作ろうかと思っています)
  • 本編プレビュー部分のコンテ作成、素材の切り出し
  • 動画編集
です。
やることが決まったので、後は作るだけ!
次回はようやく実作業、「既存素材をLive2Dで動かすようにする作業」の記事を書こうと思います。
来週木曜日くらいにはアップしたいですね。
ではまた次回(`ω´)ノ

2014/03/26

創作PVリメイク作戦 その1

ごぶさたしてます。神吉です。今日はちょっと毛色の違う記事を~。

1年ほど前に創作漫画のPVを作ったのですが、連載が完了した記念とか、自分的にまだ未完成だなと思う部分があったりとかでリメイクしようかなと思い立ちました。

というのも、Live2D Creative Awardが開催されるのを知ったからで…。
Live2Dは、2Dで描かれたイラストを動かすことのできるソフトです。もともとは法人用で手がでなかったのですが、去年の秋に個人用(と、フリー版!)もリリースされたので早速触ってみたら感動…したものの、それ以降触る時間もなくそのままになっていました。

触ってみたときのテスト動画。デフォーマの入れ子構造がまだわかってない…。

せっかくだから、この機会にちゃんと操作を覚えたり、まだ知らない人にもLive2Dの楽しさを伝えたいなぁと思って、Live2Dを使用して作り直すことにしました。そして、素材の扱い方や製作中に気づいたことのメイキングをあげていこうかと思います。(目標は週1更新です)
ブログ記事を書くことで、作業を進めるきっかけにもなるかな…というのが一番の理由ですが!
応募までの2ヶ月間、いっぱい使って頑張っていこうと思いますのでお付き合いいただけますと幸いです。

次回は
・リメイクの準備(必要な作業の洗い出し)
・素材の準備(これはその次の回になるかも)
で記事を書こうと思います。金曜くらいまでに上げれたらいいな。

2013/07/09

戦極姫 どっかーん!1巻 7/12発売

※非公式イラストです

戦極姫 どっかーん!1巻、ついに今週発売です。
単行本の続きのお話となる7話も明日10日更新ですので、よろしくお願いします。
なんと発売記念にメテオさんのページ内に期間限定で「戦極姫 ~PRINCESS OF WAR MASTER~」1巻のためし読み特設ページを作っていただきました。こちらからどうぞ!

各書店さんの特典情報ですが…
今回はサイン本も書かせていただきました。どこかの書店で置かれているはずです。すべての本にイラスト(写真のような感じです)を入れさせていただきましたので、お見掛けの際はよろしくお願いいたします。

また、とらのあなさんでお買い上げの方には書き下ろしイラストカードがつきます。サンプルはとらのあなさんのページで公開していますので、ぜひご覧ください♪

他には、単行本ここにあるよ!っていうPOPを書き下ろしました。書店さんで見れるかもしれません。


私事で恐縮ですが、なんとこの本で10冊目の単行本となります。これも、いままで応援くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。これからも20冊、30冊…と続けて描いていけるように頑張っていきたいと思います。

2013/03/11

コミックアートイラストレーターズファイル 2013


萌えキャラの書き方などでお世話になった誠文堂新光社さんから発行の「コミックアートイラストレーターズファイル 2013」に、掲載していただきました。
最近は漫画と原画のほうで手一杯でイラストのお仕事のご縁があまりなかったので、またよいご縁と出会えると良いなと期待しております。今後ともがんばります!!

後、ブログにコメントしていただいていたのに気づかず申し訳ありませんでした。